建設仮勘定
建設仮勘定は、建物などの固定資産が完成するまでの支出(着手金・中間金など)を、いったん集計しておく勘定です。完成して引渡しを受けたら、集計額を建物などの本来の資産の勘定へ振り替えます。完成前は減価償却をしません。
基本情報
| 分類 | 資産(完成前の固定資産に関する仮勘定) |
|---|---|
| 増えるとき | 着手金・中間金を支払ったとき(借方) |
| 減るとき | 完成して引渡しを受け、建物など本来の資産へ振り替えたとき(貸方) |
| 代表的な相手科目 | 当座預金・現金(支払時)/建物など(完成時の振替先) |
| 試験での問われ方 | 着手金・中間金の支払いと、完成時に建物などへ振り替える仕訳がよく問われます |
仕訳例
| 日付 | 借方科目 | 借方金額 | 貸方科目 | 貸方金額 |
|---|---|---|---|---|
| 4/10(着手金) | 建設仮勘定 | 600,000 | 当座預金 | 600,000 |
| 9/20(中間金) | 建設仮勘定 | 400,000 | 当座預金 | 400,000 |
| 12/1(完成引渡し) | 建物 | 1,000,000 | 建設仮勘定 | 1,000,000 |
確認:着手金・中間金の支払時は建設仮勘定を増やし、完成して引渡しを受けたら、集計額(600,000円+400,000円=1,000,000円)を建物へ振り替えます。減価償却は、この振替後(使用開始後)から始まります。
混同しやすい語との違い
試験でのよく問われ方
- 着手金・中間金の支払いを建設仮勘定で処理させる出題。
- 完成・引渡し時に、建設仮勘定から建物などへ振り替えさせる出題。
ミニ演習(3問・即時採点)
Q1. 建物が完成するまでの着手金・中間金を集計する勘定はどれですか?(答えを見る)
完成前の支出は建設仮勘定にいったん集計します。
Q2. 建設仮勘定に集計した金額は、いつ・どの勘定へ振り替えますか?(答えを見る)
完成して引渡しを受けたときに、建設仮勘定の集計額を建物など本来の資産の勘定へ振り替えます。
Q3. 建設仮勘定の段階(完成前)で行う処理はどれですか?(答えを見る)
完成前の建設仮勘定の段階では、まだ使用を始めていないため減価償却は行いません。
関連
- 関連する用語:資本的支出/減価償却/資産除去債務
- ガイドで学ぶ・解いて定着:学習ガイド(該当章)/ミニ問題(セットE:固定資産)/ドリル(引当金・固定資産)