無形固定資産(ソフトウェア等)
無形固定資産は、ソフトウェアや特許権など、形はないが長期にわたって使用する資産です。自社利用のソフトウェアは、取得後の効果が及ぶ期間で定額法により償却し、記帳は資産の勘定から直接控除する直接法を使います。作成中のソフトウェアは、いったんソフトウェア仮勘定に集計します。
基本情報
| 分類 | 資産(ソフトウェア・特許権など) |
|---|---|
| 増えるとき | 購入・完成時の振替などで取得したとき(借方) |
| 減るとき | 決算整理で償却したとき(貸方。有形固定資産と異なり、資産の勘定から直接控除する直接法) |
| 代表的な相手科目 | 当座預金・現金(取得時)/償却時は資産の勘定自体(ソフトウェアなど) |
| 試験での問われ方 | ソフトウェアの取得・償却(直接法)と、作成中のソフトウェア仮勘定からの振替がよく問われます |
仕訳例
| 日付 | 借方科目 | 借方金額 | 貸方科目 | 貸方金額 |
|---|---|---|---|---|
| 4/1(取得) | ソフトウェア | 800,000 | 当座預金 | 800,000 |
| 3/31(決算・償却) | ソフトウェア償却 | 160,000 | ソフトウェア | 160,000 |
確認:無形固定資産の償却は、有形固定資産と異なり、減価償却累計額を使わず資産の勘定(ソフトウェアなど)から直接控除する直接法によります。作成中のソフトウェアはソフトウェア仮勘定に集め、完成時にソフトウェアへ振り替えます。
混同しやすい語との違い
試験でのよく問われ方
- ソフトウェアの取得と、決算整理での償却(直接法)の仕訳を書かせる出題。
- 完成前の支出をソフトウェア仮勘定に集計し、完成時にソフトウェアへ振り替えさせる出題。
ミニ演習(3問・即時採点)
Q1. 自社利用のソフトウェアを決算整理で償却するとき、貸方の科目はどれですか?(答えを見る)
無形固定資産の償却は直接法によるため、資産の勘定(ソフトウェア)から直接控除します。減価償却累計額は使いません。
Q2. まだ完成していない、自社開発中のソフトウェアの支出を集計する勘定はどれですか?(答えを見る)
完成前の支出はソフトウェア仮勘定にいったん集計し、完成時にソフトウェアへ振り替えます。
Q3. のれんと無形固定資産(ソフトウェア等)の違いは何ですか?(答えを見る)
のれんは企業結合の結果として生じる差額、ソフトウェアや特許権は個別に取得・開発する無形固定資産です。
関連
- 関連する用語:のれん/資本的支出/建設仮勘定
- ガイドで学ぶ・解いて定着:学習ガイド(該当章)/ミニ問題(セットE:固定資産)/ドリル(引当金・固定資産)