無形固定資産(ソフトウェア等)

取得原価で計上し、耐用年数にわたり規則的に償却します。

仕訳例(4列:科目|金額|科目|金額)
借方科目金額貸方科目金額
ソフトウェア800当座預金800
減価償却160減価償却累計額160
修繕費20当座預金20

対話で深める:無形固定資産(ソフトウェア等)

現場設定(会社規模・締め日・回収サイト・税率・契約条項):

現場エピソード(単位:万円・個・% など):

特許権を150で取得。法定耐用年数10年、定額法で年15を償却。のれんは20年以内で規定に従い償却。

ユイ:数字があると、判断が速くなりますね。つまり「何に対して」「どの率で」「差額か総額か」を決めれば迷いにくい、ということですか?

先生:その通りです。定義と役割をまず言語化し、次に場面を特定、最後に金額の型(基礎×率か、差額か)に当てはめます。上のエピソードも、同じ手順で処理できます。

ユイ:試験で混乱したら、性格→場面→金額の順に自分へ問いかけます。

先生:仕訳を書いたあと、30秒で口頭説明できるかをチェックしましょう。説明できれば再現性があります。

判断基準とチェック
  • 無形固定資産は耐用年数で償却
  • 取得原価主義。研究開発費との区分に注意
  • のれん等の特例は設問指示に従う
  • 30秒で説明:何が起きて、どの基礎×率(または差額)で、なぜその相手科目か
  • チェック質問:締め日と回収/支払サイトは?請求日と入出金日のズレは?
  • チェック質問:税率や非課税・免税の適用は?端数処理は指示どおり?
  • チェック質問:契約条項(検収・返品・遅延利息・前受/割賦)はどう指示されている?

ポイント:取得原価の範囲と 資本的支出収益的支出 の区別、研究開発費との線引を意識します。

関連:物語 物語05:固定資産(取得・減価償却・除却) / ガイド 固定資産と減価償却