繰延資産

繰延資産は、支出の効果が将来にわたって及ぶものを、いったん資産として計上し、その後の期間に配分していく項目です。開業費・創立費・開発費・株式交付費・社債発行費などがあり、原則として定額法により、一定の期間内で償却します。2級では、開業費を例に基本の流れを押さえます。

基本情報

繰延資産の分類と使いどころ
分類資産(開業費・創立費・開発費など)
何を表すか支出の効果が将来にわたって及ぶため、一時的に資産計上して期間配分する項目
計算式・見分け方償却額=計上額÷償却年数(定額法)。開業費は原則5年以内のその効果が及ぶ期間で償却します
使う場面会社の設立・開業にかかった費用など、効果が複数期にわたる支出があった場面
試験での問われ方支出時の資産計上と、決算整理での定額法による償却の仕訳を問う出題

仕訳例

仕訳例(開業費の計上・償却)
日付借方科目借方金額貸方科目貸方金額
4/1(支出時)開業費300,000現金300,000
3/31(決算・償却)開業費償却60,000開業費60,000

確認:開業費は支出時にいったん資産計上し、決算では定額法で償却します。300,000円を5年間で均等償却すると、毎期60,000円が開業費償却(費用)になります。

混同しやすい語との違い

試験でのよく問われ方

ミニ演習(3問・即時採点)

Q1. 繰延資産に分類されるものはどれですか?(答えを見る)

開業費は、会社の開業準備にかかった支出を一時的に資産計上する繰延資産の代表例です。

Q2. 繰延資産の償却で用いる原則的な方法はどれですか?(答えを見る)

繰延資産は原則として定額法により、一定の期間内で償却します。

Q3. 繰延資産の性格として正しいものはどれですか?(答えを見る)

繰延資産は、支出の効果が将来にわたって及ぶことから、一時的に資産計上して期間配分する項目です。