手形割引
手形割引は、保有する受取手形を満期前に銀行へ売却し、現金化する処理です。額面と手取額の差額は手形売却損として処理します。
基本情報
| 分類 | 受取手形を満期前に資金化する方法の一つ |
|---|---|
| 何を表すか | 銀行に手形を買い取ってもらい、割引料を差し引いた金額を現金化する処理 |
| 計算式・見分け方 | 手取額=額面-割引料。差額は手形売却損(費用)で処理する |
| 使う場面 | 満期を待たずに資金が必要な場面で、保有中の受取手形を現金化するとき |
| 試験での問われ方 | 手取額・割引料の計算と仕訳、裏書との区別を問う出題 |
仕訳例
| 日付 | 借方科目 | 借方金額 | 貸方科目 | 貸方金額 |
|---|---|---|---|---|
| 4/25 | 現金 | 295 | 受取手形 | 300 |
| 4/25 | 手形売却損 | 5 |
額面300円の手形を割り引き、割引料5円を差し引かれた295円が現金で入金された例です。差額の5円は手形売却損(費用)として借方に計上します。割引後も、満期に手形が決済されなければ銀行から償還を求められる点に注意します。
混同しやすい語との違い
- 手形割引は、受取手形を銀行で資金化する処理です。仕入先への支払に回す裏書譲渡とは目的が違います。
- 割引後は遡求義務が残るため、不渡時の処理も確認しておく必要があります。
試験でのよく問われ方
- 額面と割引料から手取額を計算させ、手形売却損を用いた仕訳をさせる出題が中心です。
- 裏書(支払いに充てる)と割引(銀行で現金化する)を、目的と相手科目の違いで区別させる出題があります。
ミニ演習(2問・即時採点)
Q1. 額面300円の受取手形を割り引き、割引料5円を差し引かれて現金295円を受け取ったときの仕訳として正しいものはどれですか?(答えを見る)
借方に現金295円と手形売却損5円(合計300円)、貸方に受取手形300円を記入します。額面と手取額の差額を手形売却損として処理する点がポイントです。
Q2. 手形割引でできる、額面と手取額の差額を処理する勘定科目はどれですか?(答えを見る)
手形割引での額面と手取額の差額は、手形売却損(営業外費用)として処理します。
関連
- 関連する用語:手形裏書/受取手形/受取手形・支払手形(総論)
- ガイドで学ぶ・解いて定着:学習ガイド(該当章)/ミニ問題B(手形:裏書・割引)/ドリル(有価証券・手形)