受取手形・支払手形

手形は、あとでお金を受け取る約束(受取手形)か、支払う約束(支払手形)かを書いた証書です。受取手形は資産、支払手形は負債に分類されます。まず「受け取る側か支払う側か」「そのまま持つのか、裏書・割引で動かすのか」を分けると整理しやすくなります。

基本情報

受取手形・支払手形の分類と使いどころ
分類手形取引全体の総称(受取手形は資産、支払手形は負債)
何を表すか約束手形などの証書でやり取りする営業債権・債務
計算式・見分け方「受け取る側か支払う側か」「保有のままか、裏書・割引で動かすか」で場面を切り分ける
使う場面掛け代金の決済手段として手形を受け払いする場面、裏書・割引・不渡などの派生処理の入り口
試験での問われ方受取手形・支払手形の基本仕訳に加え、裏書・割引・不渡へ進む前の分岐点として出題

仕訳例

仕訳例(手形)
日付借方科目借方金額貸方科目貸方金額
4/10受取手形300売上300
4/20買掛金300受取手形300

4/10は商品代金を受取手形で受け取った例、4/20はその受取手形を仕入先への支払いに裏書譲渡した例です。手形をそのまま満期まで保有すれば当座預金などで決済されますが、途中で動かす場合は裏書か割引のどちらかを選びます。

混同しやすい語との違い

試験でのよく問われ方

ミニ演習(2問・即時採点)

Q1. 得意先から商品代金として受け取った約束手形は、簿記上どの区分に入りますか?(答えを見る)

商品代金として受け取った約束手形は受取手形(資産)です。支払う約束をした場合は支払手形(負債)になります。

Q2. 保有する受取手形を、満期を待たずに仕入先への支払いに充てる処理はどれですか?(答えを見る)

受取手形を仕入先などへの支払いに充てる処理は裏書です。銀行で現金化するのは割引、満期に決済されない場合は不渡になります。