在途商品
在途商品は、本店が支店へ発送した商品のうち、決算日時点でまだ支店に届いていない(輸送中の)ものを表す用語です。標準勘定科目ではありません。本支店会計では、届いていない支店側だけで(借)仕入/(貸)本店と記帳し、同額を期末商品にも含めて、本店・支店間の残高を一致させます。
基本情報
| 分類 | 未達商品の状態を表す用語(標準勘定科目ではありません) |
|---|---|
| 何を表すか | 本店が発送済みで、決算日時点では支店へ届いていない輸送中の商品 |
| 支店側の処理 | (借)仕入/(貸)本店として、まだ記録していない支店側だけで未達整理する |
| 期末商品の扱い | 未達商品と同額を支店の期末商品に含める |
| 試験での問われ方 | どちら側が未記帳かを見極め、標準勘定科目による未達整理仕訳と期末商品への算入を答える出題 |
仕訳例
| 場面 | 借方科目 | 借方金額 | 貸方科目 | 貸方金額 |
|---|---|---|---|---|
| 期末(支店) | 仕入 | 100,000 | 本店 | 100,000 |
本店はすでに支店勘定を増やして発送を記録済みですが、支店は未記帳です。そのため、支店だけで(借)仕入/(貸)本店と記帳し、同額を期末商品にも含めます。前期末にこの未達整理を済ませていれば、翌期に商品が到着しただけで本支店取引をもう一度記帳することはありません。
混同しやすい語との違い
試験でのよく問われ方
- 未達取引のうち、どちら側(本店・支店)が記録済みかを見極め、支店側の仕入/本店という決算整理仕訳を書かせる出題が中心です。
- 未達商品を期末商品に含めたうえで、本店勘定・支店勘定の残高が一致することを確認させる出題があります。
ミニ演習(2問・即時採点)
Q1. 本店が支店へ商品100,000円を発送して支店勘定を増やしたが、支店には未着(未達)だった。支店側で必要な決算整理仕訳はどれですか?(答えを見る)
仕入100,000/本店100,000。まだ記録していない支店側だけで記帳し、同額を期末商品にも含めます。在途商品は輸送中という状態を表す用語です。
Q2. 未達取引を整理するときの原則はどれですか?(答えを見る)
まだ記録していない側だけで計上する。片方はすでに記録済みなので、両方で計上すると二重になってしまいます。
関連
- 関連する用語:支店勘定/本店勘定/繰越商品
- ガイドで学ぶ・解いて定着:本支店会計(本店勘定・支店勘定・未達整理)/ミニ問題(セットA:売上原価・表示)/ドリル(売上原価)