| 日付 | 借方科目 | 借方金額 | 貸方科目 | 貸方金額 |
|---|---|---|---|---|
| 利用開始 | リース資産 | 1,000 | リース債務 | 1,000 |
| 期中支払 | 支払利息, リース債務 | 18, 182 | 当座預金 | 200 |
対話で深める:リース債務
現場設定(会社規模・締め日・回収サイト・税率・契約条項):
- 会社規模:年商10億/従業員30名
- 締め日:月末
- 回収サイト:月末締め翌月末
- 税率:消費税10%
- 契約条項:検収基準/返品14日/遅延利息年3%
現場エピソード(単位:万円・個・% など):
このトピックに関して、期末残高・期間・割合・金額を具体化して必ず数値で捉えます。例:当期の対象額は100〜300、期末残は120、割合は2% 等。
ユイ:数字があると、判断が速くなりますね。つまり「何に対して」「どの率で」「差額か総額か」を決めれば迷いにくい、ということですか?
先生:その通りです。定義と役割をまず言語化し、次に場面を特定、最後に金額の型(基礎×率か、差額か)に当てはめます。上のエピソードも、同じ手順で処理できます。
ユイ:試験で混乱したら、性格→場面→金額の順に自分へ問いかけます。
先生:仕訳を書いたあと、30秒で口頭説明できるかをチェックしましょう。説明できれば再現性があります。
判断基準とチェック
- まず性格(資産・負債・費用・収益)を確定
- 次に場面(発生/決済/見積/評価)を特定
- 金額は「基礎×率」または「差額」のどちらかで算定
- 30秒で説明:何が起きて、どの基礎×率(または差額)で、なぜその相手科目か
- チェック質問:締め日と回収/支払サイトは?請求日と入出金日のズレは?
- チェック質問:税率や非課税・免税の適用は?端数処理は指示どおり?
- チェック質問:契約条項(検収・返品・遅延利息・前受/割賦)はどう指示されている?
ショート対話:
後輩:利息はどう計算しますか?
先輩:期首残高×実効利率で利息費用、その差額で債務元本を減らします。