重要な金融要素

売上のタイミングと入金のタイミングが大きくズレるとき、「売上」と「利息」を分けて考える論点です。

定義

重要な金融要素とは、財・サービスの移転時点と支払(受取)時点が大きくズレ、実質的に「資金の貸し借り」が含まれる場合に、金利相当分を区分する考え方です。

関連:収益認識(総論)受取利息支払利息

例(重要な金融要素:売上と利息を区分する発想)
項目金額ポイント
名目の受取額110,000支払が遅い(実質、利息が含まれる)
売上(現在価値のイメージ)100,000財・サービスの対価部分
利息相当(例)10,000受取利息等として期間配分

試験での見分け方

  • 「長期の後払い」「長期の前受」など、支払時期が極端にズレる条件語が出ます。
  • まず「売上(本体)」と「利息(時間価値)」に分ける、と決めると整理しやすいです。

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演習(ガイド・問題)

よくある誤り

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