定義
伝票は、取引を記録するための証憑(書類)で、仕訳帳へ記帳する材料になります。代表的な種類は「入金伝票・出金伝票・振替伝票」です。
| 種類 | 扱う取引 | 例 |
|---|---|---|
| 入金伝票 | 現金の増加がある取引 | 売掛金の回収:借方 現金/貸方 売掛金 |
| 出金伝票 | 現金の減少がある取引 | 買掛金の支払:借方 買掛金/貸方 現金 |
| 振替伝票 | 現金が動かない取引 | 仕入(掛):借方 仕入/貸方 買掛金 |
試験での使い所
- 第1問の仕訳では「証憑(伝票)」の書きぶりから、現金が動くか/動かないかを読み取ります。
- 現金の動きがあれば、入金/出金の方向をまず確定し、相手科目を埋めていくと迷いにくいです。
3級の復習:基本は 3級:仕訳帳 とセットで押さえましょう。
判断のコツ・見分け方
- 現金が増えるなら入金伝票、現金が減るなら出金伝票、現金が動かないなら振替伝票と最初に分けます。
- 相手科目が分からなくても、現金の有無だけ先に確定すると誤答が減ります。
- 摘要に「売掛金回収」「買掛金支払」などの目的語が入っているので、現金の方向と合わせて読むのがコツです。
似ている論点との区別
- 伝票は起票の単位で、仕訳帳は伝票などをもとに記録する帳簿です。
- 現金過不足は現金差額の一時処理ですが、入金伝票・出金伝票は通常の現金取引の記録手段です。
- 帳簿組織と伝票制度は仕組み全体の話で、伝票はその中で使う具体的な入力票です。
FAQ
Q. 振替伝票はどんなときに使いますか。
現金の増減がなく、掛仕入や減価償却のように帳簿上の振替だけを記録するときに使います。
Q. 入金伝票か出金伝票か迷います。
会社の現金が増えるか減るかだけを先に見れば判断できます。相手科目はその後でも間に合います。