許容標準(時間・数量)

実際産出量に基づく標準ベンチマーク。能率(数量)差異の分離に使います。

代表式

許容標準の式
項目式(概念)
許容標準時間実際産出量 × 標準時間/単位
許容標準数量実際産出量 × 標準数量/単位

関連用語

対話で理解しよう — 許容標準のつくり方

現場エピソード:標準使用量0.5kg/個、標準時間0.5h/個。今月の実際産出1,000個なら、許容標準は材料500kg時間500hです。

ハル:「実際は材料510kg、時間520h。だから数量差異は材料−10kg(不利)、能率差異は時間−20h(不利)として読めますね」

椿先生:「その読み方でOK。許容標準は『この産出量なら使ってよい標準量』という物差し。差異の原因分解に必須です。」

定義・判断の物差し

  1. あなたの主力品の標準(数量・時間)を1つ選び、今月の許容標準を計算しましょう。
  2. 差が出たときの初動調査(人/機械/材料/手順)を3つ並べましょう。
  3. 来月からの実績収集の簡素化案(自動ログ化・チェックボックス化等)を1つ提案しましょう。

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