工業簿記2級 / テーマ別ドリル

工業簿記2級のまとまった演習ページです。ここでは演習カテゴリ内の移動だけを案内します。

補助ドリル|CVP・意思決定

CVP・意思決定は、まず「固定費」「1個あたりの限界利益」「比べる差額」の3つを書くと崩れにくい論点です。このページでは、その3つを使って順に確認します。

最初にこの3つを書く

  1. 固定費
  2. 1個あたりの限界利益、または限界利益率
  3. 比べる差額収益と差額原価

この3つを書いたら、CVP → 感度分析 → セグメント廃止の順に進みます。迷ったら、固定費と1個あたりの限界利益に戻ります。

位置づけ: このページは工業簿記2級の主力導線ではなく、意思決定やCVPを補足的に確認したいときの補助ドリルです。

このドリルで固めること

セットA:損益分岐点・目標利益

セットB:条件が変わったときの損益分岐点(感度分析)

セットC:セグメント廃止の判断

チェックポイント

このページの進め方

  1. 先に CVP の関係式で損益分岐点と目標利益を確認する
  2. 次に条件変化(感度分析)で損益分岐点の動きを確認する
  3. 最後にセグメント廃止の判断で差額原価の拾い方を整理する

CVP も、式より先に何を比べるかが見えているかで安定度が大きく変わります。

解答・解説

解説は、答え → 式 → つまずきやすい点 の順で確認できます。

答えを見る

セットA の答え

答え: 損益分岐点売上高は `1,500,000円`、目標利益 160,000円の販売数量は `950個`、安全余裕率は `37.5%` です。

式: 限界利益は `2,000円 - 1,200円 = 800円`、限界利益率は `800円 ÷ 2,000円 = 40%`、`600,000円 ÷ 40% = 1,500,000円`、`(600,000円 + 160,000円) ÷ 800円 = 950個`、`(2,400,000円 - 1,500,000円) ÷ 2,400,000円 = 37.5%` です。

つまずきやすい点: 売上高で問われているのか、販売数量で問われているのかを先に切り分けると式を選びやすくなります。

セットB の答え

答え: (1) 損益分岐点売上高は `1,800,000円`、(2) 損益分岐点売上高は `2,000,000円`、(3) 目標利益を達成する販売数量は `760個` です。

式: (1) 限界利益率は `800円 ÷ 2,000円 = 40%` のまま変わらないため、`720,000円 ÷ 40% = 1,800,000円` です。(2) 限界利益は `2,000円 - 1,400円 = 600円`、限界利益率は `600円 ÷ 2,000円 = 30%`、`600,000円 ÷ 30% = 2,000,000円` です。(3) 限界利益は `2,200円 - 1,200円 = 1,000円`、`(600,000円 + 160,000円) ÷ 1,000円 = 760個` です。

つまずきやすい点: 条件が変わったら、まず限界利益(率)を計算し直してから関係式に入れます。固定費だけが変わるときは限界利益率は変わりません。

セットC の答え

答え: 製品Aを廃止すると全体利益は `140,000円` 減るため、廃止しない方がよいです。

式: 限界利益は `900,000円 - 540,000円 = 360,000円`、セグメント利益は `360,000円 - 220,000円 = 140,000円` です。配賦共通固定費 160,000円は差額にしません。

つまずきやすい点: 配賦共通固定費まで含めると、廃止判断を誤りやすくなります。差額で消える費用だけを拾います。

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CVP と意思決定を確認した後は、工業簿記の原価差異や総合原価計算へ戻って、数値条件の読み方を別論点でも確かめると定着しやすくなります。

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