M-IND-08 平均法で完成品原価を求める
平均法の基本配分を先に確認します。
完成品と月末仕掛品の配分の入口です。
この問題を解く工業簿記2級のまとまった演習ページです。ここでは演習カテゴリ内の移動だけを案内します。
このページは、総合原価計算をまとまって練習する入口です。完成品換算量、平均法による単価計算、減損を含む整理を順に確認する前提で構成しています。
材料費と加工費で換算量が違う場面を整理します。
完成品原価と月末仕掛品原価へどう配るかを確認します。
減損の発生点で換算量への入れ方が変わる点を見ます。
月初仕掛品100個、当月投入400個、完成450個、月末仕掛品50個(加工進捗度40%)です。材料は始点投入で、原価は月初が材料20,000円・加工12,000円、当月が材料80,000円・加工68,000円です。
完成440個、月末仕掛品40個(加工進捗度50%)、正常減損20個です。材料は始点投入で、正常減損は終点で発生します。
| 材料費 | 加工費 | |
|---|---|---|
| 問う内容 | 完成品換算量 | 完成品換算量 |
材料費単価210円、加工費単価160円、完成品430個、月末仕掛品70個(加工進捗度40%)です。材料は始点投入です。
完成480個、月末仕掛品30個(加工進捗度60%)、正常減損10個です。材料は始点投入、減損は終点発生です。
月初仕掛品80個(加工進捗度50%)、当月投入420個、当月完成450個、月末仕掛品50個(加工進捗度40%)です。材料は始点投入です。
完成400個、月末仕掛品60個(加工進捗度50%)、正常仕損20個です。材料は始点投入、正常仕損は終点で発生し、材料費単価は180円、加工費単価は150円です。
各ドリルの解説は、答え → 式 → つまずきやすい点 の順で追えるようにしています。
答え: 材料費換算量は `500個`、加工費換算量は `470個`、完成品原価は約 `166,596円`、月末仕掛品原価は約 `13,404円` です。
式: 材料費単価は `100,000円 ÷ 500個 = 200円`、加工費単価は `80,000円 ÷ 470個 = 約170.21円` です。これを完成品450個と月末仕掛品50個へ配分します。
つまずきやすい点: 材料費は始点投入なので、月末仕掛品も100%で換算量へ入ります。
答え: 材料費換算量は `500個`、加工費換算量は `480個` です。
式: 材料費は `440 + 40 + 20 = 500`、加工費は `440 + (40 × 50%) + 20 = 480` です。
つまずきやすい点: 正常減損が終点発生なら、減損品は材料費・加工費とも換算量へ含めます。
答え: 完成品原価は `159,100円`、月末仕掛品原価は `19,180円` です。
式: `430個 × (210円 + 160円) = 159,100円`、`70個 × 210円 + 28個 × 160円 = 19,180円` です。
つまずきやすい点: 月末仕掛品は、材料と加工で数量の扱いが違うまま計算します。
答え: 材料費換算量は `520個`、加工費換算量は `508個` です。
式: 材料費は `480 + 30 + 10 = 520`、加工費は `480 + 18 + 10 = 508` です。
つまずきやすい点: 終点発生の正常減損は、材料費・加工費とも完成したものとして含めます。
答え: 材料費の完成品換算量は `500個`、加工費の完成品換算量は `430個` です。
式: 材料費は `80 + 370 + 50 = 500`、加工費は `40 + 370 + 20 = 430` です。
つまずきやすい点: 先入先出法では、月初仕掛品の未完成分だけを追加で完成させる考え方を使います。
答え: 完成品原価は `132,000円`、月末仕掛品原価は `15,300円` です。
式: `400個 × (180円 + 150円) = 132,000円`、`60個 × 180円 + 30個 × 150円 = 15,300円` です。
つまずきやすい点: 正常仕損が終点発生でも、単価が与えられている場合は完成品と月末仕掛品への配分を落ち着いて分ければ処理できます。
総合原価計算は、金額より先に数量の整理ができているかで安定度が大きく変わります。
総合原価計算の後は、標準原価計算で差異分析へ進むと、実際と標準のズレを原因別に見る視点へつながります。
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