M-IND-10 総合原価計算で完成品換算量を求める
完成品換算量の基本を先に確認します。
材料費と加工費の違いの入口です。
この問題を解く工業簿記2級のまとまった演習ページです。ここでは演習カテゴリ内の移動だけを案内します。
総合原価計算は、どの数量をどこへ入れるかを先に決めると崩れにくい論点です。このページでは、数量 → 換算量 → 単価 → 配分の順に確認します。
この3つを書いたら、数量 → 換算量 → 単価 → 配分の順に進みます。迷ったら、完成品・月末仕掛品・減損の数に戻ります。
材料費と加工費で換算量が違う場面を整理します。
完成品原価と月末仕掛品原価へどう配るかを確認します。
減損の発生点で換算量への入れ方が変わる点を見ます。
平均法により、月初仕掛品100個、当月投入400個、完成450個、月末仕掛品50個(材料始点投入・加工進捗度40%)を計算します。単価は途中で丸めず、配分額で円未満を四捨五入します。原価は月初が材料20,000円・加工12,000円、当月が材料80,000円・加工68,000円です。
平均法・月初仕掛品0個・材料始点投入を前提に、完成440個、月末仕掛品40個(加工進捗度50%)、工程終点で発生した正常減損20個を度外視法で扱います。完成品だけが正常減損費を負担するとき、月末仕掛品評価の単価計算に使う分母を求めます。
| 材料費 | 加工費 | |
|---|---|---|
| 問う内容 | 完成品換算量 | 完成品換算量 |
材料費単価210円、加工費単価160円、完成品430個、月末仕掛品70個(加工進捗度40%)です。材料は始点投入です。
平均法・月初仕掛品0個・材料始点投入を前提に、完成480個、月末仕掛品30個(加工進捗度60%)、工程終点で発生した正常減損10個を度外視法で扱います。完成品だけが正常減損費を負担するとき、月末仕掛品評価の単価計算に使う分母を求めます。
修正先入先出法で当月原価を計算します。月初仕掛品80個(材料は始点投入済み・加工進捗度50%)、当月投入420個、当月完成450個、月末仕掛品50個(材料は始点投入済み・加工進捗度40%)です。
度外視法により、完成400個、月末仕掛品60個(加工進捗度50%)、工程終点で正常仕損20個が発生しました。材料は始点投入で、評価額はなく、正常仕損費は完成品だけが負担します。材料費単価180円・加工費単価150円は正常仕損負担前の完成品換算量単価です。
各ドリルの解説は、答え → 式 → つまずきやすい点 の順で追えるようにしています。
答え: 材料費換算量は `500個`、加工費換算量は `470個`、完成品原価は約 `166,596円`、月末仕掛品原価は約 `13,404円` です。
式: 材料費単価は `100,000円 ÷ 500個 = 200円`、加工費単価は `80,000円 ÷ 470個 = 約170.21円` です。これを完成品450個と月末仕掛品50個へ配分します。
つまずきやすい点: 材料費は始点投入なので、月末仕掛品も100%で換算量へ入ります。
答え: 材料費換算量は `500個`、加工費換算量は `480個` です。
式: 度外視法で終点発生の正常減損費は完成品だけが負担するため、単価計算の分母は材料費 `440 + 40 + 20 = 500`、加工費 `440 + (40 × 50%) + 20 = 480` です。月末仕掛品の換算量は材料費40個、加工費20個です。
つまずきやすい点: 完成品だけに正常減損費を負担させるため、月末仕掛品の評価単価を求める分母には終点の減損数量も含めます。月末仕掛品原価を先に求め、残額を完成品へ配分します。
答え: 完成品原価は `159,100円`、月末仕掛品原価は `19,180円` です。
式: `430個 × (210円 + 160円) = 159,100円`、`70個 × 210円 + 28個 × 160円 = 19,180円` です。
つまずきやすい点: 月末仕掛品は、材料と加工で数量の扱いが違うまま計算します。
答え: 材料費換算量は `520個`、加工費換算量は `508個` です。
式: 材料費は `480 + 30 + 10 = 520`、加工費は `480 + 18 + 10 = 508` です。
つまずきやすい点: 度外視法では、終点発生の正常減損費は完成品だけが負担します。
答え: 材料費の当月完成品換算量は `420個`、加工費の当月完成品換算量は `430個` です。
式: 材料費の当月換算量は `0 + 370 + 50 = 420`、加工費の当月換算量は `40 + 370 + 20 = 430` です。
つまずきやすい点: 先入先出法では、月初仕掛品の未完成分だけを追加で完成させる考え方を使います。
答え: 完成品原価は `138,600円`、月末仕掛品原価は `15,300円` です。
式: 完成品は `400個 × (180円 + 150円) + 20個 × (180円 + 150円) = 138,600円`、月末仕掛品は `60個 × 180円 + 30個 × 150円 = 15,300円` です。
つまずきやすい点: 正常仕損が終点発生でも、単価が与えられている場合は完成品と月末仕掛品への配分を落ち着いて分ければ処理できます。
総合原価計算も、式より先に完成品・月末仕掛品・減損の数が見えているかで安定度が大きく変わります。
総合原価計算の後は、標準原価計算へ進むと、実際と標準のズレを原因別に見る練習へつながります。
復習リンク: 総合原価計算ガイド、完成品換算量の用語解説、平均法と先入先出法の比較 に戻ると、数量整理から配分までを立て直せます。
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