工業簿記2級 / テーマ別ドリル

工業簿記2級のまとまった演習ページです。ここでは演習カテゴリ内の移動だけを案内します。

テーマ別ドリル / 総合原価計算

完成品換算量から平均法・減損までを流れで固める

このページは、総合原価計算をまとまって練習する入口です。完成品換算量、平均法による単価計算、減損を含む整理を順に確認する前提で構成しています。

主目的: 換算量と配分の流れを固定する
先に解くとよい: M-IND-08 / M-IND-11
想定: 12〜18分のまとめ練習

このドリルで固めること

1. 完成品換算量

材料費と加工費で換算量が違う場面を整理します。

2. 平均法の配分

完成品原価と月末仕掛品原価へどう配るかを確認します。

3. 減損の扱い

減損の発生点で換算量への入れ方が変わる点を見ます。

先に解くミニ問題

M-IND-08 平均法で完成品原価を求める

平均法の基本配分を先に確認します。

完成品と月末仕掛品の配分の入口です。

この問題を解く

M-IND-11 減損があるときの完成品換算量

減損が換算量へ入る位置を先に押さえます。

応用問題で崩れやすい部分を先回りできます。

この問題を解く

ドリル問題ブロック

ドリルA 平均法

難易度: やや難しめ / 目安: 6分 / 形式: 計算3問

月初仕掛品100個、当月投入400個、完成450個、月末仕掛品50個(加工進捗度40%)です。材料は始点投入で、原価は月初が材料20,000円・加工12,000円、当月が材料80,000円・加工68,000円です。

  1. 材料費と加工費の完成品換算量を出す
  2. 単位当たり原価を求める
  3. 完成品原価と月末仕掛品原価を出す

ドリルB 減損あり

難易度: 標準 / 目安: 4分 / 形式: 計算2問

完成440個、月末仕掛品40個(加工進捗度50%)、正常減損20個です。材料は始点投入で、正常減損は終点で発生します。

材料費加工費
問う内容完成品換算量完成品換算量
  1. 減損を換算量へ含める位置を説明する
  2. 材料費と加工費の換算量を求める

ドリルC 完成品原価の配分

難易度: 標準 / 目安: 4分 / 形式: 計算2問

材料費単価210円、加工費単価160円、完成品430個、月末仕掛品70個(加工進捗度40%)です。材料は始点投入です。

  1. 完成品原価を求める
  2. 月末仕掛品原価を求める

ドリルD 先に数量だけ整理する

難易度: 標準 / 目安: 3分 / 形式: 計算2問

完成480個、月末仕掛品30個(加工進捗度60%)、正常減損10個です。材料は始点投入、減損は終点発生です。

  1. 材料費の換算量を求める
  2. 加工費の換算量を求める

ドリルE 先入先出法の基本

難易度: やや難しめ / 目安: 5分 / 形式: 計算2問

月初仕掛品80個(加工進捗度50%)、当月投入420個、当月完成450個、月末仕掛品50個(加工進捗度40%)です。材料は始点投入です。

  1. 先入先出法で材料費の完成品換算量を求める
  2. 先入先出法で加工費の完成品換算量を求める

ドリルF 仕損を含む配分

難易度: やや難しめ / 目安: 5分 / 形式: 計算2問

完成400個、月末仕掛品60個(加工進捗度50%)、正常仕損20個です。材料は始点投入、正常仕損は終点で発生し、材料費単価は180円、加工費単価は150円です。

  1. 完成品原価を求める
  2. 月末仕掛品原価を求める

解答・解説

各ドリルの解説は、答え → 式 → つまずきやすい点 の順で追えるようにしています。

答えを見る

ドリルA の答え

答え: 材料費換算量は `500個`、加工費換算量は `470個`、完成品原価は約 `166,596円`、月末仕掛品原価は約 `13,404円` です。

式: 材料費単価は `100,000円 ÷ 500個 = 200円`、加工費単価は `80,000円 ÷ 470個 = 約170.21円` です。これを完成品450個と月末仕掛品50個へ配分します。

つまずきやすい点: 材料費は始点投入なので、月末仕掛品も100%で換算量へ入ります。

ドリルB の答え

答え: 材料費換算量は `500個`、加工費換算量は `480個` です。

式: 材料費は `440 + 40 + 20 = 500`、加工費は `440 + (40 × 50%) + 20 = 480` です。

つまずきやすい点: 正常減損が終点発生なら、減損品は材料費・加工費とも換算量へ含めます。

ドリルC の答え

答え: 完成品原価は `159,100円`、月末仕掛品原価は `19,180円` です。

式: `430個 × (210円 + 160円) = 159,100円`、`70個 × 210円 + 28個 × 160円 = 19,180円` です。

つまずきやすい点: 月末仕掛品は、材料と加工で数量の扱いが違うまま計算します。

ドリルD の答え

答え: 材料費換算量は `520個`、加工費換算量は `508個` です。

式: 材料費は `480 + 30 + 10 = 520`、加工費は `480 + 18 + 10 = 508` です。

つまずきやすい点: 終点発生の正常減損は、材料費・加工費とも完成したものとして含めます。

ドリルE の答え

答え: 材料費の完成品換算量は `500個`、加工費の完成品換算量は `430個` です。

式: 材料費は `80 + 370 + 50 = 500`、加工費は `40 + 370 + 20 = 430` です。

つまずきやすい点: 先入先出法では、月初仕掛品の未完成分だけを追加で完成させる考え方を使います。

ドリルF の答え

答え: 完成品原価は `132,000円`、月末仕掛品原価は `15,300円` です。

式: `400個 × (180円 + 150円) = 132,000円`、`60個 × 180円 + 30個 × 150円 = 15,300円` です。

つまずきやすい点: 正常仕損が終点発生でも、単価が与えられている場合は完成品と月末仕掛品への配分を落ち着いて分ければ処理できます。

このページの進め方

  1. まず材料費と加工費を分けて換算量を出す
  2. 次に単価を求めて完成品と月末仕掛品へ配分する
  3. 最後に減損の発生点を見て換算量の修正を確認する

総合原価計算は、金額より先に数量の整理ができているかで安定度が大きく変わります。

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総合原価計算の後は、標準原価計算で差異分析へ進むと、実際と標準のズレを原因別に見る視点へつながります。

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