M-IND-07 製造指図書から完成原価を求める
個別原価計算の基本集計を先に確認します。
完成品原価の入口です。
この問題を解く工業簿記2級のまとまった演習ページです。ここでは演習カテゴリ内の移動だけを案内します。
このページは、個別原価計算をまとまって練習する入口です。製造指図書へ材料費・労務費・製造間接費を集め、完成したか未完成かで表示先が変わる流れを整理します。
材料費・労務費・製造間接費を製造指図書へ集める流れを確認します。
完成した指図書は完成品原価として振り替える処理を整理します。
未完成の指図書は月末仕掛品として残る点を見分けます。
製造指図書No.410の集計原価は、直接材料費52,000円、直接労務費34,000円、製造間接費24,000円です。完成原価を求めてください。
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 直接材料費 | 52,000円 |
| 直接労務費 | 34,000円 |
| 製造間接費 | 24,000円 |
製造指図書No.411は月末未完成です。直接材料費28,000円、直接労務費20,000円、製造間接費16,000円から、月末仕掛品原価を求めてください。
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 直接材料費 | 28,000円 |
| 直接労務費 | 20,000円 |
| 製造間接費 | 16,000円 |
製造指図書No.412の直接材料費は46,000円、直接労務費は30,000円、直接作業時間は25時間です。製造間接費は1時間当たり900円で予定配賦しています。
月初仕掛品は指図書No.413の52,000円です。当月追加原価は、材料18,000円、労務12,000円、製造間接費10,000円で、当月中に完成しています。
次の取引の仕訳を示してください。1. 直接材料24,000円を消費 2. 直接工賃金18,000円を消費 3. 製造間接費を予定配賦額12,000円だけ仕掛品へ配賦 4. 指図書No.414が完成し、原価54,000円を完成品へ振り替えた。
製造指図書No.415には月初仕掛品原価40,000円があります。当月追加原価は、直接材料費26,000円、直接労務費16,000円、製造間接費14,000円で、当月中に完成しています。
各ドリルの解説は、答え → 式 → つまずきやすい点 の順で追えるようにしています。
答え: 完成原価は `110,000円` です。
式: `52,000円 + 34,000円 + 24,000円 = 110,000円` です。
つまずきやすい点: 完成しているため、集計原価は月末仕掛品ではなく完成品原価へ振り替えます。
答え: 月末仕掛品原価は `64,000円` です。
式: `28,000円 + 20,000円 + 16,000円 = 64,000円` です。
つまずきやすい点: 同じ集計でも、未完成なら完成品原価ではなく月末仕掛品として残ります。
答え: 製造間接費予定配賦額は `22,500円`、完成原価は `98,500円` です。
式: `25時間 × 900円 = 22,500円`、`46,000円 + 30,000円 + 22,500円 = 98,500円` です。
つまずきやすい点: 配賦基準が時間のときは、先に製造間接費を出してから完成原価へ入れます。
答え: 完成原価は `92,000円` で、その金額を仕掛品から完成品へ振り替えます。
式: `52,000円 + 18,000円 + 12,000円 + 10,000円 = 92,000円` です。
つまずきやすい点: 月初仕掛品があっても、完成時点では累計額で考えます。
答え: 1. (借)仕掛品 24,000 / (貸)材料 24,000 2. (借)仕掛品 18,000 / (貸)賃金 18,000 3. (借)仕掛品 12,000 / (貸)製造間接費 12,000 4. (借)完成品 54,000 / (貸)仕掛品 54,000
式: 材料・労務費・予定配賦額はいったん仕掛品へ集まり、完成時に完成品へ振り替わります。
つまずきやすい点: 完成前は仕掛品、完成後は完成品という勘定の切り替えを見失わないことが重要です。
答え: 完成原価は `96,000円` です。
式: `40,000円 + 26,000円 + 16,000円 + 14,000円 = 96,000円` です。
つまずきやすい点: 個別原価計算では、指図書単位で積み上がっている総額が完成原価になります。
個別原価計算は、式よりも「どの指図書の原価か」を見失わないことが重要です。
個別原価計算の後は、完成品換算量を使う総合原価計算へ進むと、製品をまとめて処理する考え方へ移れます。
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