預り金

給与の天引きなど、一時的に預かっている他人の資金を示す負債です。納付時に消し込みます。関連:給料普通預金仮受金

基本情報

預り金の分類と使いどころ
分類負債(流動負債)
増えるとき貸方(給与などから天引きしたとき)
減るとき借方(税務署・年金事務所等へ納付したとき)
代表的な相手科目給料普通預金
試験での問われ方給与天引き時の仕訳(給料総額と天引き額の区別)、納付時の仕訳、前受金・仮受金との判別

仕訳例

給料の支給(天引き)と、預り金の納付。
日付 借方科目 借方金額 貸方科目 貸方金額
8/25 給料 200,000 普通預金 160,000
預り金 40,000
8/30 預り金 40,000 普通預金 40,000

表の見方:借方(左)と貸方(右)の合計金額は必ず一致します。まず「何が増えた/何が減ったか」を言葉で整理してから、科目と金額を当てはめましょう。

混同しやすい語との違い

試験でのよく問われ方

ミニ演習(3問・即時採点)

Q1. 給料200,000円を支給し、預り金40,000円を天引きした。差引額は普通預金で支払った。仕訳は?(答えを見る)

(借)給料200,000/(貸)普通預金160,000・預り金40,000です。給料は総額200,000円で費用計上し、天引きした預り金と実際に支払った普通預金を貸方に分けて記入します。天引き分を最初から除いて給料を計上しないようにしましょう。

Q2. 預り金40,000円を、現金で税務署へ納付した。仕訳は?(答えを見る)

(借)預り金40,000/(貸)現金40,000です。納付は預かっていた他人の資金を渡す行為なので、負債である預り金を借方で取り崩し、支払手段(現金)を貸方に置きます。租税公課(自社の税金費用)と混同しないようにしましょう。

Q3. 預り金はどの分類の勘定ですか?(答えを見る)

負債(流動負債)です。あとで本人に代わって納付する「他人の資金」を一時的に預かっているため負債になります。自社の収益や費用ではない点に注意しましょう。