雑収入

本業以外の少額な収益です。勘定の使い分けは設問の指定に従い、指定がなければ雑収入でまとめて処理していきましょう。

判断のコツ

仕訳例(インフォグラフィック)

本業外の少額収入の入金。
日付 借方科目 借方金額 貸方科目 貸方金額
4/28 普通預金 1,500 雑収入 1,500

表の見方:借方(左)と貸方(右)の合計金額は必ず一致します。まず「何が増えた/何が減ったか」を言葉で整理してから、科目と金額を当てはめましょう。

関連

クイックリファレンス

分類収益(営業外収益など)
代表例固定資産売却の小さな益、備品売却代金、手数料収入など
相手勘定現金・預金、未収入金など
よくあるミス売上高に入れてしまう、本業収益と混同する

似ている用語との区別

よくある質問(FAQ)

雑収入はどの財務諸表に表示されますか?

損益計算書の収益です(本業以外の小口収益をまとめるイメージ)。

受取利息や受取配当金を雑収入で処理して良いですか?

原則は受取利息受取配当金などの科目で処理します。問題文で指定がある場合は指定に従います。

ミニ演習(雑収入)

1) 本業以外の少額収入1,500円が普通預金に入金されました。仕訳は?
答えを見る(借)普通預金 1,500 /(貸)雑収入 1,500。
2) 雑収入2,000円を現金で受け取りました。仕訳は?
答えを見る(借)現金 2,000 /(貸)雑収入 2,000。
3) 本業の売上(商品販売)による入金は、雑収入ではなく通常どの勘定ですか?
答えを見る売上(売上高)です。雑収入は「本業以外の少額な収益」に使います。

関連語(クイックリンク)

対応する演習