過大・過少配賦

実際に配賦した額と実際発生額のをどう見るか、基本を固めておきましょう。

定義と向き

  • 過大配賦:配賦額 > 実際発生額(配賦し過ぎ)
  • 過少配賦:配賦額 < 実際発生額(配賦不足)
  • 原因:予定配賦率の設定、操業度の差、予算差異など

イメージ

過大・過少配賦のイメージ 配賦額と実際発生額の差を示す図 配賦額 実際発生額

会話で理解する:差の向きと仕訳

ユイ: 過大・過少の向きがいつも混乱します。

サクラ先生: 配賦額>実際額=過大配賦額<実際額=過少と覚えましょう。初級では過大なら売上原価減らす方向に調整(製造間接費売上原価)が中心です。

ユイ: 図では何を確認すれば良いですか?

サクラ先生: 箱のラベル(配賦額・実際額)との矢印。仕訳と合わせて「どちらを増減させるか」を声に出して確認しましょう。

ポイント:過大=配賦し過ぎ。調整は売上原価の増減に注意。

処理の基本

  • 初級では、製造原価へ振替または売上原価に反映するイメージが押さえられていれば十分。
  • 詳細な差異分析は範囲外でも、言葉の意味は覚えておきましょう。

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ミニ小問

  1. 配賦額が実際発生額より大きい。これは過大配賦過少配賦か?
  2. 配賦額が実際発生額より小さい。これは過大配賦過少配賦か?
  3. この差は期末にどのように扱うイメージか?
解答
1) 過大配賦
2) 過少配賦
3) 初級では製造原価/売上原価へ調整するイメージでOK

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