予定配賦の手順(講義録)
声に出して4手順。基準→率→配賦→差異の順で、ミスを防ぎます。
手順
- 基準を決める(直接労務時間・機械運転時間 など)
- 予定配賦率を作る(予算間接費 ÷ 予算基準活動量)
- 配賦する(当月の実際基準量 × 配賦率)
- 差異をみる(実際発生 − 配賦合計)
例題
予算間接費 600,000円、予算労務時間 300h → 配賦率 2,000円/時。
当月実際:Job A 40h、Job B 60h → 配賦額 80,000円、120,000円。
実際発生 210,000円 → 差異は 210,000 − 200,000 = 10,000円(過少)
つまずき
- 配賦率を実績で作ってしまう。
- 実際発生と混同して配賦額を書いてしまう。
- 差異の符号(過大/過少)を逆に書く。
声に出して「基準→率→配賦→差異」と唱えるのがコツです。