事業分離等・清算(※簡易)

事業分離等・清算は、事業を切り出す、譲る、終える場面の論点です。2級では、まず合併のようにまとめる話ではない、と見分けることから始めます。

まずはこの3つを分ける

  • 合併:会社どうしをまとめて、1社にする話です。
  • 事業分離等:事業を切り出す、譲る話です。
  • 清算:会社を終わらせる話です。

迷ったら、「まとめる・切り出す・終える」のどれかで先に分けます。

仕訳例(事業譲渡の概念)
日付借方科目借方金額貸方科目貸方金額
譲渡現金800諸資産, 事業譲渡益700, 100

例:ある事業の資産(簿価700)を800で譲渡した場合、差額100は事業譲渡益(利益)となります(科目名や処理範囲は設問指示に従います)。

判断のコツ・見分け方

  • 問題文に「譲渡」「分離」「清算」が出たら、この論点を先に疑います。
  • まず「まとめる話」ではなく、「切り出す話」か「終える話」かを分けます。
  • 譲渡なら、対価と簿価の差額が利益か損失かを確認します。

似ている論点との区別

  • 合併は会社を1つにまとめる話ですが、事業分離等は事業を切り出す・譲る話です。
  • 清算は会社を終わらせる手続で、通常の営業取引とは別の場面です。
  • のれんは企業結合の差額ですが、事業分離等では譲渡益や譲渡損を見ることが多くなります。

「まとめる話」ではなく「切り出す話」だと見えるだけでも、かなり整理しやすくなります。

FAQ

Q. 合併との違いをどう覚えればよいですか。
1つにまとめるのが合併、切り出す・譲る・終えるのが事業分離等・清算と覚えると整理しやすいです。

Q. まず何を見ればよいですか。
譲渡の問題なら、対価と簿価の差額が利益か損失かを見ます。清算の問題なら、会社を終わらせる手続かどうかを先に確認します。

関連:会社の合併(※簡易)のれん株式(資本金)

企業結合で迷ったらここへ戻る

次に読む(3つ)

演習(ガイド・問題)

よくある誤り

用語集トップに戻って、関連語もまとめて確認しましょう。