固定資産売却益/損
固定資産売却益/損は、固定資産を売却したときに生じる損益です。減価償却累計額を取り崩して帳簿価額(取得原価-累計額)を確定し、売却価額との差額を損益として認識します。受取額が帳簿価額を上回れば売却益、下回れば売却損です。
基本情報
| 分類 | 収益(固定資産売却益)または費用(固定資産売却損) |
|---|---|
| 増えるとき | 売却価額が帳簿価額を上回ったとき(固定資産売却益が貸方に生じる) |
| 減るとき | 売却価額が帳簿価額を下回ったとき(固定資産売却損が借方に生じる) |
| 代表的な相手科目 | 現金・当座預金(売却代金)/減価償却累計額(取崩し)/建物・備品など(取得原価の減少) |
| 試験での問われ方 | 減価償却累計額を取り崩して帳簿価額を出し、売却代金との差額を売却益・売却損に分ける出題 |
仕訳例
| 日付 | 借方科目 | 借方金額 | 貸方科目 | 貸方金額 |
|---|---|---|---|---|
| 7/15 | 現金 減価償却累計額 固定資産売却損 | 150,000 30,000 20,000 | 建物 | 200,000 |
確認:建物の帳簿価額は取得原価200,000円-減価償却累計額30,000円=170,000円です。売却価額150,000円との差額20,000円が固定資産売却損になります。
混同しやすい語との違い
- 減価償却との違い:減価償却は使用期間中の費用配分、固定資産売却益/損は手放すときに生じる損益という違いです。
- 固定資産の除売却パターン一覧との違い:売却・除却・下取り・一部除却など、除売却の型を横断整理したい場合はこちらを参照します。
- 売掛金との違い:売掛金は営業債権(商品販売の未回収額)で、固定資産の売却代金の未収は営業債権とは別に扱います。
試験でのよく問われ方
- 減価償却累計額を取り崩して帳簿価額を出してから、売却代金との差額を求めさせる出題。
- 除却(対価がほぼゼロ)と売却(対価を受け取る)の違いを踏まえて、損益の扱いを判定させる出題。
ミニ演習(3問・即時採点)
Q1. 固定資産の売却損益を求める前に、必ず行う処理はどれですか?(答えを見る)
まず減価償却累計額を取り崩して帳簿価額(取得原価-累計額)を確定し、それと受取額との差額を損益にします。
Q2. 帳簿価額より売却価額が低いとき、生じる勘定はどれですか?(答えを見る)
売却価額が帳簿価額を下回ると、その差額は固定資産売却損(費用)になります。
Q3. 帳簿価額の求め方はどれですか?(答えを見る)
帳簿価額は取得原価から減価償却累計額を差し引いた金額です。
関連
- 関連する用語:減価償却/固定資産台帳/固定資産の除売却パターン一覧
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