受取配当金

定義:株式等から受け取る配当収益。使い所:現金受領または未収計上で認識します。

仕訳例(受取配当金)
日付借方科目借方金額貸方科目貸方金額
6/30現金10受取配当金10
3/31未収配当金5受取配当金5
4/10現金5未収配当金5

対話で深める:受取配当金

現場設定(会社規模・締め日・回収サイト・税率・契約条項):

現場エピソード(単位:万円・個・% など):

保有株式から配当2を受領。源泉税0.2控除後、当座1.8の入金。税の取扱いは設問指示に従います。

ユイ:数字があると、判断が速くなりますね。つまり「何に対して」「どの率で」「差額か総額か」を決めれば迷いにくい、ということですか?

先生:その通りです。定義と役割をまず言語化し、次に場面を特定、最後に金額の型(基礎×率か、差額か)に当てはめます。上のエピソードも、同じ手順で処理できます。

ユイ:試験で混乱したら、性格→場面→金額の順に自分へ問いかけます。

先生:仕訳を書いたあと、30秒で口頭説明できるかをチェックしましょう。説明できれば再現性があります。

判断基準とチェック
  • 受取配当金は営業外収益
  • 源泉徴収の処理に注意
  • 権利確定日と入金日のズレを把握
  • 30秒で説明:何が起きて、どの基礎×率(または差額)で、なぜその相手科目か
  • チェック質問:締め日と回収/支払サイトは?請求日と入出金日のズレは?
  • チェック質問:税率や非課税・免税の適用は?端数処理は指示どおり?
  • チェック質問:契約条項(検収・返品・遅延利息・前受/割賦)はどう指示されている?

ポイント:有価証券の評価や売却と併せて整理しましょう。演習はミニ問題C(有価証券)へ。

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