固定資産(有形固定資産)

固定資産(有形固定資産)は、建物・備品など、長期にわたって使用するために保有する資産です。取得原価をもとに減価償却で毎期の費用に配分し、使い終えたら除却・売却で帳簿から外します。2級では、取得→使用(減価償却)→除売却→減損という流れで整理します。

基本情報

固定資産(有形固定資産)の分類と使いどころ
分類資産(貸借対照表)。建物・備品・車両運搬具・土地など
増えるとき購入・建設などで取得したとき(付随費用を含めた取得原価で借方に計上)
減るとき減価償却・除却・売却・減損で帳簿価額が減るとき(貸方)
代表的な相手科目現金・当座預金(取得・売却時)/減価償却累計額(使用中の評価減)
試験での問われ方取得原価の範囲(付随費用を含めるか)と、除売却時の帳簿価額・損益の計算がよく問われます

仕訳例

仕訳例(固定資産の取得・減価償却)
日付借方科目借方金額貸方科目貸方金額
4/1(取得)備品500,000当座預金500,000
3/31(決算)減価償却費100,000減価償却累計額100,000

確認:固定資産は取得原価をいったん資産に計上し、使用する期間(耐用年数5年・残存価額0・定額法なら毎期100,000円)にわたって減価償却で費用化します。除却・売却の帳簿価額と損益の求め方は、固定資産売却益/損で扱います。

混同しやすい語との違い

試験でのよく問われ方

ミニ演習(3問・即時採点)

Q1. 固定資産の取得原価に含めるものはどれですか?(答えを見る)

固定資産の取得原価には、購入代金だけでなく引取運賃・据付費などの付随費用も含めます。

Q2. 固定資産の取得原価を、使用する期間にわたって費用に配分する手続きはどれですか?(答えを見る)

取得原価を耐用年数にわたって費用配分する手続きが減価償却です。圧縮記帳は取得原価を減らす処理、資産除去債務は将来の除去義務を負債計上する論点です。

Q3. 固定資産を手放すときに、売却損益を求める前にまず確定させるものはどれですか?(答えを見る)

まず減価償却累計額を取り崩して帳簿価額(取得原価-減価償却累計額)を確定し、受取額との差額を売却損益にします。