修繕引当金

定義:将来の修繕に備えて、当期の費用として見積計上する引当金。使い所:修繕が見込まれ、合理的に見積もれるときに計上します。

仕訳例(修繕引当金)
日付借方科目借方金額貸方科目貸方金額
3/31修繕引当金繰入80修繕引当金80
4/15修繕引当金50現金50

押さえること(3つ)

  • 「将来の支出でも、当期の費用として見積る」タイプの引当金です
  • 修繕が見込まれることと、金額が合理的に見積れることが前提です
  • 実際の修繕支出は、まず引当金から取り崩して処理します(仕訳の向きを確認)

判断のコツ・見分け方

  • 期末に「将来の修繕予定」「見積額」が出たら、修繕費の即時計上ではなく引当金設定を疑います。
  • 実際に修繕した日ではなく、見積計上時点と取崩時点を分けて考えると仕訳が安定します。
  • 引当金の設定要件が満たされるかどうかを、見込みと合理的見積りの2点で確認します。

似ている論点との区別

  • 修繕費は支出時の費用ですが、修繕引当金は将来支出を前もって見積計上する負債です。
  • 貸倒引当金返品調整引当金と同じく引当金ですが、対象が固定資産の修繕予定である点が異なります。
  • 資本的支出は資産計上する支出で、修繕引当金は将来の費用見積りという点で別論点です。

FAQ

Q. 実際の修繕費が見積額と違ったらどうしますか。
まず引当金を取り崩し、差額があれば追加の費用または戻入で処理します。

Q. どんなときでも計上できますか。
いいえ。将来支出の可能性だけでは足りず、発生見込みと金額の合理的見積りが必要です。

関連:ガイド 固定資産引当金 / ミニ問題 セットD(引当金) / ドリル 引当金・固定資産

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