出荷基準・着荷基準・検収基準
出荷基準・着荷基準・検収基準は、商品を売り上げたとみなす時点(売上計上のタイミング)を決める3つの基準です。契約で定めた基準に従って、出荷時・到着時・検収完了時のいずれかで売上を計上します。期末をまたぐ取引では、この基準がそのまま当期・翌期の売上の分かれ目になります。
基本情報
| 分類 | 売上計上時点(収益認識のタイミング)に関する基準(勘定科目ではない) |
|---|---|
| 何を表すか | 出荷時・到着時・検収完了時のうち、どの時点を売上計上日とみなすかの取り決め |
| 計算式・見分け方 | 契約書・問題文の指示を読み、「出荷日」「到着日」「検収日」のどれを採用するかで判定 |
| 使う場面 | 商品の引渡しと入金・請求のタイミングがずれる取引、期末をまたぐ販売 |
| 試験での問われ方 | 出荷日・到着日・検収日が異なる問題で、当期の売上に含めるかどうかを判定させる出題 |
仕訳例
| 基準 | 売上計上のタイミング(目安) |
|---|---|
| 出荷基準 | 売手が出荷した時点 |
| 着荷基準 | 買手に到着した時点 |
| 検収基準 | 買手が検収し、引渡しが完了した時点 |
同じ取引でも、契約でいつ引き渡したとみなすかによって売上計上日が変わります。問題文の「出荷日」「到着日」「検収日」の記載がずれているときは、契約条件がどの基準かを確認し、その基準の日付を優先します。
混同しやすい語との違い
試験でのよく問われ方
- 問題文に出荷日・到着日・検収日など複数の日付が並ぶとき、契約条件がどの基準かを先に確認させる出題があります。
- 月末・期末をまたぐ問題で、どの日付が当期の売上になるかを、採用する基準に沿って判定させる出題が中心です。
ミニ演習(2問・即時採点)
Q1. 契約で「検収後に売上計上する」と定めている場合、出荷日と検収日のどちらを優先しますか?(答えを見る)
契約条件で検収基準と定めている場合は、出荷日が先であっても検収日を優先します。契約の指定が最優先です。
Q2. 3月25日に出荷し、3月31日に得意先へ到着、4月3日に検収が完了した。着荷基準を採用している場合、当期の売上に含まれますか?(答えを見る)
着荷基準では到着時点(3月31日)で売上計上します。3月31日が決算日以前であれば当期の売上に含まれます。
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