直接費と間接費
特定の製品への使用量や作業時間を跡付けできる原価が直接費、跡付けできず共通に発生する原価が間接費です。直接費は仕掛品へ直課し、間接費は製造間接費に集めて配賦します。
基本情報
| 分類 | 特定の製品への跡付けができるかどうかによる原価の区分 |
|---|---|
| 何を表すか | 直接費=製品へ跡付けできる原価、間接費=跡付けできず共通に発生する原価 |
| 計算式(求め方) | 該当なし(式ではなく、跡付けの可否で判定します) |
| 使う場面 | 発生した原価を仕掛品へ直課するか、製造間接費へ集めて配賦するかを決めるとき |
| 試験での問われ方 | 個々の費用が直接費か間接費かを判定させ、行き先(仕掛品/製造間接費)まで問う出題 |
計算式・具体例
特定の製品への跡付けができるかどうかで、直接費・間接費を判定する目印は次のとおりです。
| 判定するもの | 判定の目印 | 具体例 |
|---|---|---|
| 直接費 | 特定の製品に使用量や作業時間を跡付けできる | 直接材料費・直接労務費・外注加工賃 |
| 間接費 | 特定の製品に跡付けできず、共通に発生する | 工場光熱費・監督者の給料・機械の減価償却費 |
同じ品目でも、ロットごとに計量して製品へ跡付けられれば直接費、複数ラインへ一括して使えば間接費になります。跡付けの記録方法を確認してから直接費・間接費を判定しましょう。
混同しやすい語との違い
試験でのよく問われ方
- 同じ品目でも記録方法(ロット別計量か一括使用か)によって直接費・間接費が変わる点を問う出題。
- 「材料だから直接費」のように費目名だけで判断させるひっかけ。
- 直接工の賃金でも、清掃や手待ちなど間接作業分は間接労務費になる点の確認。
ミニ演習(2問・即時採点)
Q1. 特定の製品にロット別で計量して使用量を跡付けている塗料は、直接費・間接費のどちらに区分されますか?(答えを見る)
直接費・間接費は品目の名前ではなく、特定の製品への跡付けができるかどうかで判定します。ロット別に計量していれば、同じ塗料でも直接費になります。
Q2. 工場長の給料はどれに区分されますか?(答えを見る)
工場長の給料は労務費ですが、仕事の中身は工場全体の管理で特定の製品には跡付けできません。「労務費だから直接費」と決めつけないことがポイントです。
関連
- ガイドで学ぶ:原価の3要素と直接費・間接費
- 関連する用語:製造間接費/原価の3要素/配賦基準
- 解いて定着:ミニ問題(材料費・労務費の基本)