修繕費
設備・備品等を通常状態に保つための修理・保守の費用です。価値や能力を高める支出は資本的支出(固定資産)となり得る点に注意しましょう。
判断のコツ
- 費用処理: (借)修繕費 / (貸)普通預金 等。
- 資本的支出と判断される場合は、固定資産の取得原価へ計上(3級は趣旨理解)。
仕訳例(インフォグラフィック)
| 日付 | 借方科目 | 借方金額 | 貸方科目 | 貸方金額 |
|---|---|---|---|---|
| 4/18 | 修繕費 | 25,000 | 普通預金 | 25,000 |
表の見方:借方(左)と貸方(右)の合計金額は必ず一致します。まず「何が増えた/何が減ったか」を言葉で整理してから、科目と金額を当てはめましょう。
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クイックリファレンス
| 分類 | 費用(販管費) |
|---|---|
| 代表例 | 設備・備品の修理、維持管理のための支出 |
| ポイント | 原状回復・維持は修繕費(費用)が基本 |
| よくあるミス | 資産計上との区別を誤る、未払の処理を見落とす |
似ている用語との区別
よくある質問(FAQ)
修繕費はどの財務諸表に表示されますか?
損益計算書の費用です。
備品の購入と修繕費で迷ったら?
元の状態に戻す修理は修繕費、価値や性能が上がる支出は備品などの固定資産として扱うことがあります。
ミニ演習(修繕費)
1) 備品の修理代25,000円を普通預金から支払いました。仕訳は?
答えを見る
(借)修繕費 25,000 /(貸)普通預金 25,000。2) 修理代20,000円が未払い(後日支払)です。いったん何で処理しますか?
答えを見る
(借)修繕費 20,000 /(貸)未払金 20,000(代表例)。3) 設備の価値や能力を高める支出(資本的支出)と判断される場合、費用ではなく何として扱いますか?