租税公課

印紙税・登録免許税・自動車税など、公租公課の費用です。収益に対応しない賦課金等を費用計上します。

判断のコツ

仕訳例(インフォグラフィック)

収入印紙の購入(即時使用)。
日付 借方科目 借方金額 貸方科目 貸方金額
4/7 租税公課 2,000 現金 2,000

表の見方:借方(左)と貸方(右)の合計金額は必ず一致します。まず「何が増えた/何が減ったか」を言葉で整理してから、科目と金額を当てはめましょう。

関連

関連語(クイックリンク)

クイックリファレンス

分類費用(販管費)
代表例印紙税、固定資産税、自動車税など
注意消費税は租税公課ではなく、仮払/仮受/未払消費税で別管理
よくあるミス消費税と混同する、天引き(預り金)を租税公課にしてしまう

似ている用語との区別

よくある質問(FAQ)

租税公課はどの財務諸表に表示されますか?

損益計算書の費用です。

消費税は租税公課で処理しますか?

簿記3級では仮払・仮受・未払消費税で管理するのが基本です(問題文の方式に従います)。

ミニ演習(租税公課)

1) 収入印紙2,000円を購入し、すぐ使用しました。仕訳は?
答えを見る(借)租税公課 2,000 /(貸)現金 2,000。
2) 自動車税30,000円を普通預金から支払いました。仕訳は?
答えを見る(借)租税公課 30,000 /(貸)普通預金 30,000。
3) 印紙を「貯蔵」する場合は、費用ではなく何として扱うことがありますか?
答えを見る貯蔵品などの資産として扱い、使用時に租税公課へ振り替えることがあります(3級では頻度低め)。

対応する演習