経費の基礎

材料費でも労務費でもないけれど、製造に必要な費用」。代表例と配賦のつながりを確認していきましょう。

経費の範囲(例)

  • 外注加工費、特許使用料、検査費、電力料、減価償却費の一部 など
  • 直接経費と間接経費に区分されることがあります(設問指示に従う)。
経費の代表例 経費の代表例をカードで示す簡易図 外注加工費 特許使用料 検査費・電力料

会話で理解する:経費カードの読み方

ユイ: 経費のカードは何を示していますか?

サクラ先生: 材料費労務費に入らない製造のためのその他の費用です。外注加工費や減価償却費、電力料などが代表例です。

ユイ: 個別製品にひも付かない場合は?

サクラ先生: 製造間接費に集め、合理的な配賦基準で各製品へ配賦します。カードから「間接=配賦」の流れを意識していきましょう。

ポイント:経費=材料・労務以外。共通分は製造間接費→配賦

配賦とのつながり

  • 個別製品に直接ひも付かない経費は、製造間接費に含まれ配賦されます。
  • 配賦基準は 配賦基準の選び方 を参照。

経費=残りものではなく、「製造に必要なその他の費用」だと捉えましょう。

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ミニ小問

  1. 次のうち「経費」に含まれるものは? 外注加工費/特許使用料/直接材料費
  2. 工場全体の電力料は直接経費か、間接経費か?
  3. 機械の減価償却費は費目で言うと何か?
解答
1) 外注加工費・特許使用料 → 経費
2) 多くは間接経費製造間接費に集計)
3) 経費

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