法人税等

定義:税引前当期純利益に対して課される法人税・住民税・事業税の総称(費用)。

仕訳例(法人税等)
日付借方科目借方金額貸方科目貸方金額
期末計上法人税等90未払法人税等90
納付時未払法人税等90当座預金90

対話で深める:法人税等

現場設定(会社規模・締め日・回収サイト・税率・契約条項):

現場エピソード(単位:万円・個・% など):

中間納付20、期末見積法人税等70→当期の法人税等費用は90。翌期の確定申告時に差額を調整。

ユイ:数字があると、判断が速くなりますね。つまり「何に対して」「どの率で」「差額か総額か」を決めれば迷いにくい、ということですか?

先生:その通りです。定義と役割をまず言語化し、次に場面を特定、最後に金額の型(基礎×率か、差額か)に当てはめます。上のエピソードも、同じ手順で処理できます。

ユイ:試験で混乱したら、性格→場面→金額の順に自分へ問いかけます。

先生:仕訳を書いたあと、30秒で口頭説明できるかをチェックしましょう。説明できれば再現性があります。

判断基準とチェック
  • 中間納付と確定額の差額調整
  • 未払法人税等の計上
  • 繰延税金は2級では簡易記述に留める
  • 30秒で説明:何が起きて、どの基礎×率(または差額)で、なぜその相手科目か
  • チェック質問:締め日と回収/支払サイトは?請求日と入出金日のズレは?
  • チェック質問:税率や非課税・免税の適用は?端数処理は指示どおり?
  • チェック質問:契約条項(検収・返品・遅延利息・前受/割賦)はどう指示されている?

ポイント:試験では税引前利益から法人税等を控除して当期純利益を算定する型を押さえます。関連:消費税(間接税、損益不影響)。

関連:物語 物語18:精算表の応用 / ガイド 精算表