長期借入金

返済期限が1年を超える負債です。返済時の元金と利息を区分し、支払利息の期間対応を整えていきましょう。

判断のコツ

仕訳例(インフォグラフィック)

借入と返済。
日付 借方科目 借方金額 貸方科目 貸方金額
5/1 普通預金 1,000,000 長期借入金 1,000,000
5/31 長期借入金 1,000,000 普通預金 1,003,000
支払利息 3,000

表の見方:借入時は負債(長期借入金)が増えるので貸方です。返済時は長期借入金を減らし、利息は支払利息(費用)としてあわせて処理します。

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クイックリファレンス

分類負債(固定負債)
使う場面返済期限が1年超の借入
代表仕訳借入:現金(預金)/長期借入金、返済:長期借入金/現金(預金)
よくあるミス元金と利息を混ぜる(利息は支払利息)、短期借入金と混同する

似ている用語との区別

よくある質問(FAQ)

長期借入金と短期借入金の区分は何で決まりますか?

返済期限が1年超なら長期、1年以内なら短期借入金です。

支払利息は借入金に含めますか?

いいえ。利息は支払利息として費用計上し、借入金は元本(負債)として管理します。

ミニ演習(長期借入金)

1) 普通預金に1,000,000円が入金され、返済期限が1年超の借入をしました。仕訳は?
答えを見る(借)普通預金 1,000,000 /(貸)長期借入金 1,000,000。
2) 長期借入金の返済として、元金100,000円と利息1,000円を普通預金から支払いました。仕訳は?
答えを見る(借)長期借入金 100,000、支払利息 1,000 /(貸)普通預金 101,000。
3) 返済期限が1年以内になった借入は、どの勘定に分類しますか?
答えを見る基本は短期借入金として扱います(設問の条件に従って振替を確認します)。

対応する演習