勘定科目

勘定科目とは、現金や売上のように、取引の内容ごとに分類して記録するための名前です。5要素(資産・負債・純資産・収益・費用)のどれか1つに必ず属し、正しい科目を選ぶことが仕訳の第一歩になります。

基本情報

勘定科目の分類と使いどころ
分類取引を記録する単位(5要素のいずれかに属する)
増えるとき科目ごとに異なる(資産費用は借方、負債純資産収益は貸方)
減るとき増えるときと逆側
代表的な相手科目取引ごとに異なる(1つの仕訳で必ず2つ以上の勘定科目が対になる)
試験での問われ方取引文から、最も内容に近い勘定科目を選ぶ(第1問・第2問の入口)

仕訳例

同じ「お金を払う」取引でも、内容によって借方の勘定科目が変わる例です。

仕訳の例(勘定科目)5列
日付借方科目借方金額貸方科目貸方金額
5/2備品20,000現金20,000
5/9広告宣伝費5,000現金5,000

どちらも現金を払う取引ですが、1行目は長く使う備品を買ったので資産の勘定科目、2行目は広告を出しただけなので費用の勘定科目を使います。「何にお金を払ったか」を先に確認してから、勘定科目を選ぶ習慣をつけましょう。

混同しやすい語との違い

試験でのよく問われ方

ミニ演習(3問・即時採点)

Q1. 勘定科目の役割として適切なのは?(答えを見る)

正しい勘定科目を選ぶことで、取引の内容ごとに分類・記録でき、財務情報が把握しやすくなります。請求書の作成や税額の計算そのものは、勘定科目の役割ではありません。

Q2. 勘定科目の選択で迷ったら重要なのは?(答えを見る)

名称の印象や使う頻度ではなく、取引の経済的な実態に合わせて選ぶのが原則です。何にお金が動いたか・何のために使ったかを先に確認しましょう。

Q3. 「現金」「売掛金」「買掛金」「売上」「仕入」に共通する呼び方はどれですか?(答えを見る)

いずれも取引の内容を分類して記録するための名前なので、勘定科目と呼びます。帳簿や伝票はこの勘定科目を使って記録する側の道具です。