会話で理解する:原価という“地図”
ユイ: 「原価」は広すぎて、まず何を見ればよいか迷います。
サクラ先生: まず観点の地図を思い出します。費目別(材料・労務・経費)、部門別(直接/間接・配賦)、製品別(製造原価・売上原価)。地図の箱に当てはめると迷いません。
ユイ: 損益計算書とはどうつながりますか?
サクラ先生: 製造した原価は製品にたまり、販売時に売上原価へ移ります。そこから売上総利益→販管費→営業利益の順で利益を見ます。
ポイント:まずは観点の地図で位置づけ→損益の流れへ。
製品・サービスを作るために消費した経営資源の価額です。表し方は観点により変わります。
例:1個を作るのに、材料200円、直接作業30分(賃率1,200円/時=労務費600円)、工場の電力などの製造間接費が1個あたり150円かかるなら、1個の原価は200+600+150=950円です。
考え方は、原価を費目(材料・労務・経費)、部門(直接/間接)、製品(製造原価/売上原価)の観点で整理することです。位置づけが分かると、仕訳や配賦、損益計算への流れがつながります。
| 観点 | 主な内訳 |
|---|---|
| 費目別 | 材料費・労務費・経費 |
| 部門別 | 直接費/間接費(配賦) |
| 製品別 | 製造原価・売上原価 |
ユイ: 「原価」は広すぎて、まず何を見ればよいか迷います。
サクラ先生: まず観点の地図を思い出します。費目別(材料・労務・経費)、部門別(直接/間接・配賦)、製品別(製造原価・売上原価)。地図の箱に当てはめると迷いません。
ユイ: 損益計算書とはどうつながりますか?
サクラ先生: 製造した原価は製品にたまり、販売時に売上原価へ移ります。そこから売上総利益→販管費→営業利益の順で利益を見ます。
ポイント:まずは観点の地図で位置づけ→損益の流れへ。
選択肢から答えを選びましょう。正答と解説は「▼」を押すまで表示しません。
Q1. 原価とは何を表す概念ですか?
正解:A(製品やサービスを提供するために要した経済的価値の消費)
原価は製品やサービスの提供に要した経済的価値の消費を表します。材料費・労務費・経費などで構成されます。
Q2. 原価計算で用いられる三大要素はどれでしょうか。
正解:A(材料費・労務費・経費)
原価計算での三大要素は材料費・労務費・経費です。これらを起点に分類や配賦を進めます。