仮払・仮受・未払消費税

税抜方式では、消費税を取引のたびに「仮払」「仮受」で別管理し、期末(または納付時)に差額を「未払消費税」にまとめます。

基本情報

仮払・仮受・未払消費税の分類と使いどころ
分類仮払=資産/仮受=負債/差額=未払消費税(納付)
増えるとき仕入時は仮払消費税(借方)、売上時は仮受消費税(貸方)がそれぞれ増加
減るとき決算整理で仮払・仮受を相殺してどちらもゼロにし、差額を未払消費税へ集約
代表的な相手科目仕入売上・買掛金・売掛金
試験での問われ方税抜方式の一連の流れ(仕入時→売上時→決算→納付)を通しで問う問題

仕訳例

「売上の仮受」「仕入の仮払」「期末の相殺」を一連で確認します。
日付 借方科目 借方金額 貸方科目 貸方金額
4/01 掛売上(税抜)売掛金 121,000 売上 110,000
仮受消費税 11,000
4/05 掛仕入(税抜)仕入 50,000 買掛金 55,000
仮払消費税 5,000
決算日 相殺仮受消費税 11,000 仮払消費税
控除
5,000
未払消費税
差額(納付)
6,000

表の見方:税込121,000円=本体110,000円+消費税11,000円です。税抜方式では税額を仮受/仮払で別管理し、期末に相殺して未払消費税(納付額)にまとめます。

混同しやすい語との違い

試験でのよく問われ方

ミニ演習(3問・即時採点)

Q1. 掛売上55,000円(税込、税抜50,000円・消費税5,000円)の仕訳は?(答えを見る)

(借)売掛金55,000/(貸)売上50,000、仮受消費税5,000。税込の代金は売掛金に計上し、本体と税額を分けて貸方に記入します。

Q2. 現金で仕入22,000円(税込、税抜20,000円・消費税2,000円)の仕訳は?(答えを見る)

(借)仕入20,000、仮払消費税2,000/(貸)現金22,000。本体と税額を分けて借方に記入し、税込の現金支出を貸方に記入します。

Q3. 決算で「仮受11,000円」「仮払5,000円」でした。未払消費税はいくらで、仕訳は?(答えを見る)

未払消費税6,000円。仕訳は(借)仮受消費税11,000/(貸)仮払消費税5,000、未払消費税6,000です。