試算表と財務諸表
元帳→試算表→(決算整理)→財務諸表へ続く一本道を、一緒に丁寧に確認していきましょう。
合計残高試算表の作成
- 総勘定元帳から借方合計・貸方合計を、列の見出しに合わせて順に写していきます。
- 借方合計−貸方合計で差額を求め、残る側(借方残高/貸方残高)に記入します。
- 資産・費用は借方残高、負債・資本・収益は貸方残高になるのが基本パターンです。
図解:3種類の試算表の読み分け
この図では、1. 左から「元帳→試算表」の流れを見て、2. 真ん中で「合計を見る表か・残高を見る表か」を分け、3. 右端で P/L / B/S への接続を確認します。3級で中心になるのは、集計確認と決算書への接続を同時に見られる合計残高試算表です。確認後は下のミニ演習か第1問で転記順を固めましょう。
1分復習
- 今見たいのが「合計」なのか「残高」なのかで、どの試算表を見るか言い分けられますか。
- 合計残高試算表では、どの列が P/L に行き、どの列が B/S に行くか説明できますか。
- 左右が一致しないとき、直近で転記した行から見直す理由を言えますか。
確認順は「表の種類を決める → 収益・費用か、資産・負債・資本かを分ける → 最後に左右一致を確かめる」です。
1行ミニチェック
「表の種類 → P/L/B/S への接続 → 左右一致」と言えればOKです。
試験のコツ
- 与えられた表の列見出しに合わせて、迷わず順番に転記していきましょう(思い出すより「写す」が近道です)。
- 残高欄は一度空欄にして、すべての合計を写し終えてから差額をまとめて求めるとミスが減ります。
- 最後に合計行・残高計の左右一致を確認し、ズレがあれば直近で写した勘定から順番に見直します。
仕訳の正確さが集計スピードに直結します。第1問を日々5問ずつ解いて、精度を高めていきましょう。
よくある質問(FAQ)
合計残高試算表での確認ポイントは?
列見出しに合わせて合計を写し、借方合計−貸方合計で残高を求めます。最後に左右の一致を確認します。
左右が一致しないときは?
直近で転記した勘定から順に金額を追い、行や桁の写し間違いがないかを確認しましょう。
関連ページ
合計残高試算表(ミニ例)
| 借方残高 | 借方合計 | 勘定科目 | 貸方合計 | 貸方残高 |
|---|---|---|---|---|
| 40,000 | 220,000 | 現金 | 180,000 | |
| 130,000 | 150,000 | 売掛金 | 20,000 | |
| 100,000 | 110,000 | 仕入 | 10,000 | |
| 5,000 | 売上 | 230,000 | 225,000 | |
| 15,000 | 買掛金 | 60,000 | 45,000 | |
| 500,000 | 合計 | 500,000 | ||
| 270,000 | 残高計 | 270,000 |
図の見方:列の順番は左から「借方残高→借方合計→勘定科目→貸方合計→貸方残高」です。合計列を写したあとで差額を残高欄に入れ、最下段の合計と残高計が左右で一致するかを確認しましょう。
ミニ演習(試算表 3問)
1) 現金 勘定:借方合計70,000、貸方合計40,000。残高はどちら側・いくら?
答えを見る
借方残 30,000。2) 買掛金 勘定:借方合計50,000、貸方合計120,000。残高は?
答えを見る
貸方残 70,000。3) 試算表からP/Lに流れるのはどの勘定?